名入れカレンダーと暦の役割

〈名入れカレンダーの役割〉

名入れカレンダーは江戸時代の引札暦に始まる日本の伝統的な広告媒体の一つです。
昭和の高度成長期には、女優や風景ものの名入れカレンダーがポスター代わりとして部屋を彩り、固定電話の側の柱には、出前や配達の依頼電話をするための店名と電話番号が記載された台紙が付いた日めくりが多くの家庭にありました。

その後、平成、令和時代となり広告媒体も変わり、テレビ広告費をネット広告費が上回る時代になりました。
しかし、人間がデジタルではなくアナログであるのは昔も今も変わりません。
毎年年末に、お世話になった方々に感謝の思いを伝えることと新しい年が良い年になることを共に祈る。また、今年も事業が成長したことを実感する。そのために名入れカレンダーをお届けする。その日本人らしい文化は未来永劫続いていくことでしょう。
カレンダーの配布は感謝の気持ちと自社の事業の発展を願う気持ちの表現方法の一つではないでしょうか。この江戸時代からつづく文化を次世代に継承していきましょう。

〈暦の役割〉

またカレンダーにはたくさんの情報が記載されています。
情報は、月日・曜日・祝日などの基本情報から祇園祭・天神祭など伝統的な行事、月の満欠・二十四節気など月や太陽の作用、また六曜・十二直などの占いの要素まで多岐にわたります。この全てが暦であり、古来から自然とともに暮らしてきた日本人の【良い日を過ごす】「暮らしの羅針盤」だといえるでしょう。
科学や文明によって自然をコントロールしてきた20世紀的な暮らしから、自然に畏怖と敬意を持って共に暮らすこれからの社会にとって暦は欠かせないものになっていくと考えています。